学会誌の執筆の手引き

2000年8月11日制定
2004年12月5日改訂
2005年12月11日改訂
2013年4月1日改訂
2021年10月24日 改訂

投稿原稿の種類

水泳水中運動科学(以下,本誌という)は,次の 2 種類のカテゴリーに当てはまる原稿を受け付ける.

  1. 原著論文:水泳・水中運動の科学論文としての体裁を整えたもので,新たな科学的な知見をもたらすものをさし,未発表のものであり,他誌に投稿中でないものに限る.ただし,学会大会等における発表やその内容を充実させた論文,あるいは各種研究助成金の交付を受けた研究をまとめた論文は,投稿することができる.原著論文においては,編集委員会によって委嘱された 2 名以上の査読者による論文査読を経て掲載が決定される.
  2. その他:「原著論文」以外のあらゆる著作は,すべて「その他」として分類する.「その他」の著作には,以下のような内容が含まれる.「その他」に分類される著作に対しての査読は行わないが,その内容に関する著作権については,「原著論文」「その他」ともに日本水泳・水中運動学会著作権規程に準じて取り扱うものとする.
    総説,文献レビュー,水泳研究の紹介,イベントや事業などの報告,水中運動に関わる施設・用具の紹介など

原稿執筆要領

原著論文執筆は,以下の要領に則って行うこと.また,「その他」は特別な記載がない限り原著論文の執筆要領に準じて行うこと.

  1. 分量:論文題目(タイトル),著者名,所属機関,要旨(アブストラクト),キーワード,参考文献リスト,図表を除く原稿の文字数は 10,000 文字以内とする.仕上がりは 25 文字 × 41 行 × 2 段組み程度を予定している.
  2. 文字:本文は横書き,平仮名,新仮名づかい,口語体とし,コンピュータ上のワードプロセッシングソフトウェアで作成する.フォントは原則として 12 ポイント,明朝体,Regular とし,英数文字については半角にて Times New Roman を用いる.本文はダブルスペースにて作成し,ページ番号とページ毎の行番号を付ける.本文中の句点はピリオド( . ),読点はカンマ( , )を使用する.
  3. 論文タイトル:原稿の 1 ページ目に,和文の場合には,最上段に和文で論文タイトルを記す.副題がある場合は両端を全角ダッシュ( ― )で括って和文で記す.次に英語による論文タイトルを記し,副題がある場合には半角ダッシュ( – )で括って記す.
  4. 著者名および所属:論文タイトルの下に,著者および共著者の氏名,氏名の英語表記,所属機関名称の順に記す.氏名の英語表記は括弧でくくり,所属機関は各著者名の後に記入する.所属機関が大学の学部の場合には,学部名も記す.大学院生の場合は在籍する研究科名も記す.
  5. 連絡先:投稿論文に関する問合せ先として,著者の代表者 1 名の氏名,住所, 電子メールアドレスを記す.
  6. 要旨(アブストラクト):和文の原著論文は,150 ワード以内の英文要旨(ただし別に要旨の和訳を添付する),英文による原著論文の場合には 400 字以内の和文要旨を記す.
  7. キーワード:英文表記による 2~5 語以内のキーワードを挙げ,カンマ( , )で区切って並べる.
  8. 本文:1.緒言,2.方法,3.結果,4.考察,利益相反,参考文献など章立てし,まとめる.
  9. 見出し番号は,見出しの格に応じて「1.」「1.1.」「1.1.1.」の順番でつける.
  10. 数字:原則としてアラビア数字を用いる.
  11. 単位:原則として SI 単位系(国際単位系)を用いる.
  12. 数式:本文中に数式を入れる場合には,数式エディタ機能を用いる.
  13. 記号:文字や数式,および数字の上付き文字/下付き文字は,正しい出力を本文内に記載する.
  14. 略語:本文中にしばしば現れるため,著者が便宜的に省略して用いる語は,初出時に略さず明記し,(以下「…」と略す)と添え書きしてから,以後,略語を用いる.
  15. 参照:参照した文献は文献表に掲載する.本文中で参照した文献を明記する場合,次のように記入する.著者が 2 名の場合中黒( ・ )でつなぎ,3 名以上の場合筆頭者の後に「ほか」をつける.英文 2 名の場合は and でつなぎ,3 名以上の場合筆頭者の後に et al. をつける.これらの名前の後に片括弧付き( ) )で参考文献と一致する番号を付ける.文献が 3 点以上連続する場合は,ハイフン( – )でつなぐ.連続番号でない一連の文献の区切りには,コンマ( , )を用いる.翻訳書の著者を表記するときは,カタカナ表記とする.本文中の文献番号は上付き文字とする.
    [例] 宮下・野村1-3)によれば...,高橋ほか2)によれば...,Yoshida and Wakayoshi3)によれば...,Okuno et al.4, 5)によれば...
  16. 注記:注記は最小限にとどめ,該当箇所に「注 1)」と通し番号をつけ,本文と巻末の文献表の間に一括して番号順に説明事項を記載する.
  17. 特殊字体:イタリック,太字表記のべクトルなどは原稿にアンダーラインでも指示する.
  18. 図表:図表は 1 枚ずつ独立させる.図表は,直接印刷できるように完成させ,文章の最後にまとめて添付する.他からの引用については,出典を明らかにした上で,出典元よりの引用許諾を著者の責任のもとで得ておく.引用に際してはこの引用許諾を原稿送付時に添付する.図表については,鮮明な印刷原稿を添付する.図・表それぞれに通し番号とタイトルをつける.ただしタイトルおよび図・表中のテキスト(単位,凡例など)はすべて英語で表記する.なお,「その他」の原稿の場合は,必要に応じて日本語の表記を認めるが,英語の表記を推奨する.
    [例] Fig. 1 Schematic view of the experimental devices. Table 2 Physical characteristics of the subjects.
  19. 参考文献:参考文献は,本文の最後に本文中の引用順に列挙する.定期刊行物は,
    著者名(発行年)論文名.誌名.巻(号):ページ.
    の順で表記する.単行本は,
    著者名(発行年)書名.発行所:発行地,pp.ページ.
    の順で表記する.編集(監修)書の一部は,
    著者名(発行年)論文名.編者名.発行所:発行地,pp.ページ.
    の順で表記する.英文の参考文献も同様とする.
    [例] 1) 野村太郎,藤島泳(1997)水泳の研究.水泳水中運動科学.1(1):1-10.
    2) Takagi, H. and Sanders, R. (2005) Hydrodynamics makes a splash. Physics World. 13(9): 39-43.
    3) 高橋繁雄,鈴木次郎(1997)水中運動.環境工学社:東京,pp.20-30.
    4) Cohen, J. (1988) Statistical power analysis for the behavioral sciences (2nd Ed.). Lawrence Erlbaum: New Jersey, pp.123-142.
    5) 本間三四子 (1997) シンクロの指導.日本水泳連盟(編).大修館書店:東京,pp.130-140.
    6) Franks, I. and McGarry, T. (1996) The science of race analysis. In Science and Swimming (Reilly, T. and White, B. Eds). E & FN Spon: London, pp.363-375.
    7) 日本水泳・水中運動学会(2021)学会誌の執筆の手引き.日本水泳・水中運動学会Webサイト.http://swex.jp/guidance.html,(2021年4月1日参照).
  20. 謝辞:謝辞がある場合は掲載が決定した後に書き加える.
  21. 利益相反:論文に関係する利益相反の有無について明記する.
  22. 校正:著者校正での訂正は印刷上のミスによるものにとどめるものとする.校正は編集委員会の決定した期間内で行う.

原稿受付

周年受け付けるが,受理時期によっては次号へ遅れることがある.

原稿送付先

電子メールアドレス

post@swex.jp

日本水泳・水中運動学会 事務局担当 市川浩
事務局に届けられた日を原稿受付日として誌上に明記する.尚,著しく執筆の手引きに記載された書式から逸脱したものは事務的に返却し,形式が整った時点を受付日とする.

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